2018年10月30日にMac miniの最新モデルの発表がありました。スペック、Apple Storeでできるカスタマイズ方法や上位モデルと下位モデルどちらがいいかをまとめてみます。
型番 | MRTR2J-A(下位モデル) | MRTT2J-A(上位モデル) |
---|---|---|
スペック | 4コア/SSD 128GB | 6コア/SSD 256GB |
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スペック
大きさと重さ
サイズはこのようになります。これまでのMac miniと同じ大きさですね。
重さは1.3kgと、MacBook Pro13インチと同じぐらいです。
拡張端子
拡張端子はThunderbolt3が4つ、HDMI2.0、USB3.0が2つ、イヤホンジャックとEthernetです。
USB3.0が残っているのが良いですね。MacBookシリーズはThunderbolt3のみに置き換わってしまいました。
メモリ換装可能!
2014年モデルはメモリの換装ができませんでしたが、2018年モデルでは自分で換装することができるようになりました。
これで、とりあえずメモリ8GBを購入して必要に応じて増設するということも可能です。メモリのカスタマイズは割高なので自分で行う方が安くすみます。
もちろん、本体を開けたりしないといけないので、不安がある場合はApple Storeであらかじめカスタマイズしてもらった方がいいですが。
参考 Mac mini2018年・2014年・2012年比較
追記
【速報】
最新のMacmini
ユーザーでのメモリー交換が可能!
ユーザーでのメモリー交換が可能!!#MacMini2018ただし分解は非常にめんどう pic.twitter.com/cwtBzR2tAT
— Mac専門店秋葉館 (@akibakan_mac)
『Mac mini Late 2018 Memory (RAM) Replacement – iFixit Repair Guide』こちらで手順が紹介されています。簡単にはできないようです。素人はあらかじめApple Storeでカスタマイズしてもらったほうが無難ですね。
CPUが大幅向上
2012年モデルでは4コア(クアッドコア)があったのですが、2014年のMac miniは2コア(デュアルコア)しかなくなりました。
今回は、4コアと6コアのモデルが発売されます。
各機種のベンチマークはこのようになりまし。4コアの下位モデルと6コアの上位モデルではマルチコアスコアで1.5倍ほどの差があります。
CPU | シングルコア | マルチコア | |
---|---|---|---|
カスタマイズ版 | Core i7@ 3.2 GHz (6 cores) | 5,652 | 24,001 |
MRTT2J-A | Core i5@ 3.0 GHz (6 cores) | 5,130 | 20,078 |
MRTR2J-A | Core i3@ 3.6 GHz (4 cores) | 4,673 | 13,788 |
参考 Mac Benchmarks – Geekbench Browser
私は『MRTT2J-A』を購入して使っていますが、非常に快適です。音楽を聞く、動画を見る程度の動作だけなら発熱もなく静かで快適に使えています。『新型Mac mini(2018年)はとても快適!』にて購入レビューを書いています。
Macの中でもかなりベンチマークは高いです。カスタマイズ版は先日発売されたMacBook Pro15インチより高く、2013年発売のMac Proと肩を並べています。
スペック・CTO(カスタマイズ)
Apple Storeで購入する際、カスタマイズを行うことができます。各モデルの基本スペックとカスタマイズでかかる金額をまとめてみます。
2018年Mac mini | MRTR2J-A | MRTT2J-A |
---|---|---|
CPU | 第8世代 Core i3 4コア3.6GHz |
第8世代 Core i5 6コア3.0GHz (最大4.1GHz) |
メモリ | 8GB | 8GB |
ストレージ | 128GB | 256GB |
金額 | ¥89,800 | ¥122,800 |
Apple Storeでのカスタマイズ料金は下記の通り | ||
CPUをカスタマイズ | ||
6コア3.2GHz Core i7 (最大4.6GHz) |
¥33,000 | ¥22,000 |
メモリをカスタマイズ | ||
16GB | ¥22,000 | ¥22,000 |
32GB | ¥66,000 | ¥66,000 |
64GB | ¥154,000 | ¥154,000 |
ストレージをカスタマイズ | ||
256GB | ¥22,000 | – |
512GB | ¥44,000 | ¥22,000 |
1TB | ¥88,000 | ¥66,000 |
2TB | ¥176,000 | ¥154,000 |
Ethernetをカスタマイズ | ||
10ギガビット Ethernet |
¥11,000 | ¥11,000 |
MRTT2J-A(上位モデル)だとMRTR2J-A(下位モデル)に比べて3万円ちょっと高くなりますが、ストレージを256GBに合わせるとCPUの違いは11,000円しかありません。
僕はMacで128GBはかなり厳しく256GBは必須だと思っているので、11,000円で4コアから6コアにできるならかなり安いと思います。
ちなみにアメリカでは799ドルからということで為替は112円ほどです。2018年10月31日現在、為替は113円なので、良心的な為替となっていますね。
市販品(吊るし)
市販品(『吊るし』とも呼ばれる)はApple Storeで買うよりも安く購入できます。
購入リンクをまとめてみます。ノジマオンラインが今のところ一番安いですね。
型番 | MRTR2J-A(下位モデル) | MRTT2J-A(上位モデル) |
---|---|---|
スペック | 4コア/SSD 128GB | 6コア/SSD 256GB |
リンク | Amazon ノジマオンライン Yahoo!ショッピング 楽天 |
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上位モデルと下位モデルどっちがいい?
6コアの上位モデルと4コアの下位モデルどちらがいいか?となると、個人的には上位モデルの『MRTT2J-A』がお勧めです。理由は先ほども書いたとおり128GBだとかなり厳しいです。
システムだけで40GBぐらいは使います。アプリをインストールするだけで半分ぐらいの容量は使います。写真などを全て外付けストレージやNASに移行しても、快適に使うには256GBは必須だと思います。
そうすると差が11,000円しかありません。これで4コアを6コアにできるなら安いと思います。6コアだからと言って発熱するわけではありません。快適に使えています。
もしこれまで128GBで問題なく使えているならいいですが、それ以上の容量で使っているなら256GBの購入をお勧めします。
時間が経てば市販品は値段が下がるので、『MRTT2J』なら下位モデルをApple Storeでカスタマイズするより安く購入できるようになると思います。