MacBook Proは中型サイズの13インチと大型サイズの15インチの2つに分かれていました。2019年11月に15インチは16インチのMacBook Proにフルモデルチェンジしました。
2015年〜2019年のMacBook Pro15インチ・16インチについてスペックを比較してみます。
- これまでの15インチが19年11月に16インチにフルモデルチェンジ!
- MacBook Pro大型サイズなら16インチ(2019年モデル)が断然おすすめ!
MacBook Pro大型機の変遷
MacBook Proの大型機は2016年と2019年にフルモデルチェンジがされています。
主な違いは拡張端子とキーボードと画面のサイズです。
キーボード | サイズ 重さ |
Touch Bar | 拡張端子 | |
---|---|---|---|---|
2015年 | シザーキーボード | 15.4インチ 2,040g |
× | USB3.0×2 Thunderbolt2×2 SDカードスロット HDMI端子 Magsafe2 |
2016年〜2019年3月 | バタフライキーボード | 15.4インチ 1,830g |
Touch Bar | Thunderbolt3×4 |
2019年11月〜 | シザーキーボード (Magic Keyboard) |
16インチ 2,000g |
Touch Bar (escは単独) |
Thunderbolt3×4 |
2016年モデルでは拡張端子がThunderbolt3(USB Type-C)に置きかわり、キーボードはシザーキーボードからキーボードのストロークがほとんどないバタフライキーボードになりました。
2019年11月にはディスプレイが16インチに大きくなり、バタフライキーボードからMagic Keyboardという名前のついたシザーキーボードに戻りました。
MacBook Pro16インチ 2019年11月〜
2019年11月にMacBook Pro15インチがバージョンアップし、MacBook Pro16インチになりました。
- 画面が15.4インチ→16インチに
- バタフライキーボードから普通のキーボードに
- スピーカーの性能アップ
- 下位モデルが256GB→512GBに変更!なのに値段が安くなる!
画面が大きく、ストレージが増えたにも関わらず値段が安くなっています。
MacBook Pro16インチ(2019)のスペック
MacBook Pro16インチ(2019)のスペックをMacBook Pro15インチ(2019)と比較してみます。
モデル | MacBook Pro15インチ (2019) |
MacBook Pro16インチ (2019) |
||
---|---|---|---|---|
ストレージ | 256GB | 512GB | 512GB | 1TB |
CPU | 第9世代 Core i7 | 第9世代Core i9 | 第9世代 Core i7 | 第9世代Core i9 |
周波数 | 2.6GHz (最大4.5GHz) |
2.3GHz (最大4.8GHz) |
2.6GHz (最大4.5GHz) |
2.3GHz (最大4.8GHz) |
コア数 | 6コア | 8コア | 6コア | 8コア |
メモリ | 16GB | 16GB | ||
ディスプレイ | 15.4インチ | 16インチ | ||
解像度 | 2,880 x 1,800 | 3,072☓1,920 | ||
画素密度 | 220ppi | 226ppi | ||
True Toneテクノロジー | ○ | ◯ | ||
T2チップ | ○ | ◯ | ||
バッテリー | 10時間 | 11時間 | ||
TouchBar | TouchBarあり | TouchBarあり(ESCは独立) | ||
大きさ | 高さ:1.55 cm 幅:34.93 cm 奥行き:24.07 cm |
高さ:1.62 cm 幅:35.79 cm 奥行き:24.59 cm |
||
重さ | 1830g | 2000g | ||
キーボード | 第3世代バタフライ 素材を変更 |
Magic Keyboard | ||
グラフィック | Radeon Pro 555X (4GBメモリ搭載) |
Radeon Pro 560X (4GBメモリ搭載) |
Radeon Pro 5300M (4GBメモリ搭載) |
Radeon Pro 5500M (4GBメモリ搭載) |
色 | シルバー・スペースグレイ | シルバー・スペースグレイ | ||
拡張端子 | Thunderbolt3×4 | Thunderbolt3×4 | ||
値段 | ¥258,800 | ¥302,800 | ¥248,800 | ¥288,800 |
画面が大きく16インチに
画面のサイズが15.4インチから16インチに大きくなりました。
ベゼルが少し小さくなっていますが、サイズも少し大きくなり、厚みも増しています。重さも170gほど重くなり2,000gになりました。
バタフライキーボード終了
バタフライキーボードでなくなりました。個人的にバタフライキーボードが苦手だったので、よかったです。Magic Keyboardという名前ですが、2015年までのMacBook Proのキーボードと非常に似ています。
ストロークはバタフライキーボードでは0.45mmぐらいでしたが、1mmほどあります。
Touch Barはそのままですが、Escキーが復活しています。Escを使う人にはとってもいいのではないでしょうか。
MacBook Pro15インチでは、Touch IDはTouch Barと一緒になっていましたが、MacBook Pro16インチではTouch IDが独立しています。
下位モデルが512GB・上位モデルが1TBに
家電屋さんに売られている市販品(吊るし)のモデルは下位モデルと上位モデルがあります。
これまでストレージが256GBだった下位モデルが512GBに、512GBだった上位モデルが1TBになりました。
下位モデル・上位モデル共にストレージが増えたにも関わらず、安くなりました。これには驚きました。
15インチモデルで下位モデルを512GBにカスタマイズすると28万円です。ストレージを揃えてみると3万円も安くなっています。
そのほか変更点
バッテリーが10時間から11時間もつようになりました。また、電源アダプタも87Wから96Wに増えています。電源アダプタのサイズは変わりありません。
スピーカーが6スピーカーになり音がよくなっているようです。
変わらない点
CPUは前回発表したものと同じ第9世代で変わりありません。ただ、GPUがスペックアップしているので、性能自体は上がっていると考えていいと思います。端子はThunderbolt3のみです。
Wi-Fiの新世代の規格…Wi-Fi6(802.11ax)には非対応です。iphone11は対応しているのでMacBook Proも対応していると思いきや意外にも非対応でした。今回の16インチで唯一残念な点はこの点ですね。
市販品(吊るし)の型番と購入リンクまとめ
カスタマイズをしないモデルは家電屋さんで購入することができます。『吊るし』と呼ばれています。
ポイント還元があったりApple Storeで購入するより安く買うことができます。ビックカメラでは現在、5%ポイント還元で購入できますね。型番と購入リンクをまとめてみます。
MacBook Pro 16インチ (2019) |
スペースグレイ | シルバー |
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512GB | MVVJ2J/A Amazon ビックカメラ Yahoo!ショッピング 楽天 |
MVVL2J/A Amazon ビックカメラ Yahoo!ショッピング |
1TB | MVVK2J/A Amazon ビックカメラ Yahoo!ショッピング 楽天 |
MVVM2J/A Amazon ビックカメラ Yahoo!ショッピング |
CTO
ネットのApple Storeで購入するとカスタマイズを行うことができます。
カスタマイズの幅も広がりました。メモリは64GBまで、ストレージは8TBまで行うことができます。
GPUもメモリ8GBのものに変更可能です。
CPU | 第9世代 2.6GH6コア Core i7 (最大4.5GHz) |
第9世代 2.3GHz8コア Core i9 (最大4.8GHz) |
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---|---|---|---|---|
メモリ | 16GB | |||
ストレージ | 512GB | 1TB | ||
グラフィックス | Radeon Pro 5300M (4GBメモリ搭載) |
Radeon Pro 5500M (4GBメモリ搭載 |
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¥248,800 | ¥288,800 | |||
CTOによる追加料金 | ||||
CPUカスタマイズ | ||||
8コア 2.4GHz (最大5GHz)に変更 |
¥29,000 | ¥22,000 | ||
メモリ | ||||
32GBに変更 | ¥44,000 | ¥44,000 | ||
64GBに変更 | ¥88,000 | ¥88,000 | ||
グラフィック | ||||
Radeon Pro 5500M (4GBメモリ |
¥11,000 | – | ||
Radeon Pro 5500M (8GBメモリ搭載) |
¥22,000 | ¥11,000 | ||
ストレージカスタマイズ | ||||
1TBに変更 | ¥22,000 | – | ||
2TBに変更 | ¥66,000 | ¥44,000 | ||
4TBに変更 | ¥132,000 | ¥110,000 | ||
8TBに変更 | ¥264,000 | ¥242,000 |
MacBook Pro15インチ2016年〜2019年モデル
MacBook Proは2016年にフルモデルチェンジがあり、その後マイナーチェンジ後、2019年11月に大きなアップデートがあり16インチになりました。
ここでは2016年〜2019年5月まで発売されたMacBook Pro15インチについてまとめます。
特徴
2016年から2019年5月までのモデルの特徴はこの3つです。
- バタフライキーボード
- Touch Bar
- 少し軽い
この期間に発売されたMacBook Proはキーボードのストロークがほとんどないバタフライキーボードです。バタフライキーボードも各年ごとに少しずつ改良されています。ただ、個人的にはバタフライキーボードは苦手です。
ファンクションキーやescボタンがすべてTouch Barになっています。
2015年までと2019年11月以降の16インチでは重さが2kgを超えていますが、この世代のモデルは1,870gと少し軽いという特徴もあります。
MacBook Pro15インチ(2019)
2019年5月に発売されたモデルです。2018年のMacBook Pro15インチ と比較してみます。
年 | MacBook Pro15インチ 2018年 |
MacBook Pro15インチ 2019年 |
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---|---|---|---|---|
ストレージ | 256GB | 512GB | 256GB | 512GB |
CPU | 第8世代 Core i7 | 第9世代Core i7 | 第9世代Core i9 | |
周波数 | 2.2GHz (最大4.1GHz) |
2.6GHz (最大4.3GHz) |
2.6GHz (最大4.5GHz) |
2.3GHz (最大4.8GHz) |
コア数 | 6コア | 6コア | 6コア | 8コア |
メモリ | 16GB | |||
ディスプレイ | 15.4インチ | |||
解像度 | 2,880 x 1,800 | |||
画素密度 | 220ppi | |||
True Toneテクノロジー | ○ | |||
T2チップ | ○ | |||
バッテリー | 10時間 | |||
TouchBar | TouchBarあり | |||
大きさ | 高さ:1.55 cm 幅:34.93 cm 奥行き:24.07 cm |
|||
重さ | 1830g | |||
キーボード | 第3世代バタフライ | 第3世代バタフライ 素材を変更 |
||
グラフィック | Radeon Pro 555X (4GBメモリ搭載) |
Radeon Pro 560X (4GBメモリ搭載) |
Radeon Pro 555X (4GBメモリ搭載) |
Radeon Pro 560X (4GBメモリ搭載) |
色 | シルバー・スペースグレイ | |||
拡張端子 | Thunderbolt3×4 |
CPUが第8世代から第9世代へ変わっています。さらに512GBのモデルのコア数が6コアから8コアへ増えています。コア数が増えることで処理能力も大きく上がっています。
これまでバタフライキーボードによりキーが反応しない、押していないのに連打されるといった不具合が起こっていました。その対応としてバタフライキーボードの素材が変わりました。
マイナーアップデートではありますが、スペックアップしています。
MacBook Pro15インチ(2018)
2018年に発売されたモデルです。CPUが4コアから6コアにアップしています。T2チップが入り「Hey,Siri」と言うことでSiriを起動することができるようになりました。
MacBook Pro15インチ(2017)
2017年に発売されたモデルです。スペックは2016年に比べ少しだけ上がりましたが、値段も2万円も上がりました。あまりおすすめできないモデルです。
MacBook Pro15インチ(2016)
2015年モデルから大幅にアップデートされたモデルです。拡張端子がThunderbolt3になり、キーボードがバタフライキーボードになり、Touch Bar、Touch IDが搭載されました。
MacBook Pro15インチ 2015年
画面の大きさ | 大きさ | 重さ | 拡張端子 | |
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MacBook Pro 15インチ (2015年) |
15.4インチ | 高さ:1.8 cm 幅:35.89 cm 奥行き:24.71 cm |
2,040g | USB3.0×2 Thunderbolt2×2 SDカードスロット HDMI端子 Magsafe2 |
僕が現在使用しているのがこのMacBook Pro15インチ 2015年モデルです。2019年に中古で購入しました。古いながらスペックもそれなりに高く拡張端子も多いので使いやすい機種です。
CPUのベンチマークの数値だけ見ると最新のMacBook AirやMacBook Pro13インチの〜2017年モデルより上です。
MacBook Pro 15インチの2014年モデルはWi-Fiの802.11acには対応しておらず、威圧タッチパネルも非搭載です。2015年モデルは802.11acに対応、威圧タッチパネルも搭載しているので、2014年以前のモデルを買うなら2015年モデルの方がいいと思います。
ただし、iPadをサブディスプレイ化するSidecarは2016年モデル以降が対応可能なので、このモデルでは利用できません。