auからピタットプランというのが発表されました。1500円も安くなる!というような感じでニュースを見たんですが、調べてみたらなんか料金プランがさらに複雑になって「わけがわからんなぁ」っていう感じです。
結論
結論から書きます。今回新しく導入されたピタットプランがお得になるのは同じ端末を2年以上使っていて毎月割が終わった人です。
それ以外の人はあまり大差ありません。毎月のデータ通信費が安くなってもその分毎月割がなくなり端末代が高くなるだけです。
一部の人を除いてはデータ通信費を安くすると宣伝しておいて、端末代からぼったくる商法なので注意が必要です。
auピタットプランの特徴
ピタットプランの特徴はデータを使った分だけ払うところです。例えば、ある月に2.5GB使ったとしたら、2GB〜3GBの4480円/月が適応されます。その月は1.7GBだったら3,980円です。毎月大きく容量が変わる人にはお得かもしれませんが、多くの人は大体月の使用量って同じだと思うんですよね。
あと、最初の1年は1000円割引となっていて、その最安値をアピールする手法、禁止にしてほしいですね。紛らわしいというか、わかりにくいというか、騙して儲けようっていう気満々じゃないですか。
要はキャンペーン中に利用を開始した人が1年以上使うと普通の料金から12,000円割り引かれるということです。ただそれだけなのに、1年だけしかできない1980円を全面に出すのはせこいなーと思います。他社でもやっていることですが。
で、大事なのがピタットプランだと毎月割が適応されないっていう点です。いくら普通の料金より安くなるって言ったて毎月割が適応されないならその分端末が高くなります。
通信費が安くなったと宣伝しておいて、端末代が高くするのが、今回のピタットプランの商法です。
料金をシミュレーションしてみた
GalaxyS8を24ヶ月、auスマートバリューありで総額どのぐらいかかるかシミュレーションしてみました。これまでのフラットプランとの比較です。消費税の計算など省いているので若干のズレはありますが、大体このぐらいです。
で、計算してみましたが、ピタットプラン…安いですかねー微妙ですよね。むしろ、毎月使用したデータ量で金額が変動するので、思わず多く使うっていうこともありますよね。
高上がりになるというケースも多いんじゃないですかね。毎月割がなくなってるのがとにかく痛い。
auのSIMは使い勝手が悪い
僕は以前、auだったんですが、いわゆる格安スマホ(SIMフリースマホ)には使えないものが多かったり、docomoの白ロムには使えなかったりでauのSIMって独特で使い勝手が悪いんですよね。docomo系のSIMの方が使い勝手はいいですね。auの端末をSIMロック解除すればdocomoのSIMで使えるものは多いですが、逆は少ないですから。
複雑なものは売る側が得をする
スマホの料金にしろ、保険にしろ金融商品にしろ、複雑なものは売る側が得をします。買う側は知らないうちにお金を払わされているわけです。
今回ピタットプランが導入され、よりわけがわからなくなりました。他社もこれを後追いするとしたらより複雑怪奇になっていくかもしれません。シンプルなものが一番です。シンプルイズベスト。スマホなら格安SIM、保険なら入らないか掛け捨て、金融商品ならインデックス。
消費者のことを考えれば、消費者が理解できないような複雑なものにしないでしょう。複雑にするというのはそれだけ消費者を考えていないということです。
アップグレートプログラムEXも然りですよ。なんかややこしいプラン導入して手終了で毎月380円取るんですよ。いつ解約したらお得か計算するなら即刻格安スマホに乗り換えた方が楽ですね。
楽天モバイルみたいなシンプルな料金体系が一番です。外で軽くネットとLINEなどする程度なら3.1GBで十分です。1600円/月ですむんですよ。
あとがき
今回は他社より先立ってこういうプランを導入することでauはいい宣伝になったのではないでしょうかね。
そういえば、テザリングするのも500円取られるんですよね。いやぁほんとキャリアはお金かかりますよね。スマホ貧乏になりますよ。