「持ち家」というのは昔、憧れたものです。ただ、歳を重ねて、家族を持った今、持ち家というのに憧れよりも、現実を考えるようになりました。
不動産というのは、名の通り、不動のものです。動かないものです。買った土地を動かすことはできません。買った家、マンションを動かすことはできません。
だから、『不動』産なのです。
一方、人は動くものです。変わるものです。環境が変わります。家族の数も、考えも変わります。自分自身だけではありません。周りも変わります。家族や、となりに住んでいる人も変わります。
僕は、家を持つために莫大な借金をするというのは、ものすごくリスクの高いことだと思っています。
賃貸派の僕が、家族が一人増えるにあたって、最近、もし家を持つとしたら…ということを考えるようになりました。
持ち家派でもなく、賃貸派でもなく、第三の選択肢…投資兼住派という選択肢もあるかなと思うようになりました。
投資兼住む派とは?
家、もしくは、マンションの一戸を購入します。その家に必要なタイミングだけ住むということです。
例えば、子どもが生まれた時に家を買います。それから、賃貸で貸出し、
子どもが10歳ぐらいで自分の部屋が欲しいタイミングになったら、自分たちが住みます。
子どもが独立して、部屋を減らしてよくなったら、また賃貸もしくは、売りに出します。
物件選びの違いは?
持ち家派、賃貸派の人たちは、自分たちがどういう家に住みたいか、どこに住みたいかを基準で物件を選びます。
投資兼住む派は、他の人にとってどれだけ人気があるか?借り手がつくのを基準に物件を選びます。駅近など、これから先でも、比較的、借り手がつきやすい場所を選びます。
自分たちにとってどうか?ではなく他の一般的な人にとってどうか?という目線も重要になるわけです。不動産ですが、より流動性の高い選択をするということです。
試算
例えば、今我が家で1300万円のマンションを一戸、購入し、月に10万で貸し出せると想定します。
子どもが小学校高学年にそこに引越すことを目安にします。10歳になるまで年120万×10年で1200万の収入があります。
その後、10年間は、家賃がかかりません。
そして、その後、マンションは手放すも、貸出も自由にすることができます。
かなり概算なので、都合のいい計算方法です。リフォームや管理費、税金がかかりますので、そこらへんの費用をどう見積もるか…ですね。
第3の選択肢
ただ、個人的には持ち家で、一生その家に住むつもりで買うよりはリスクはだいぶ少ないと思います。
住むところというのは一生つきまとう問題です。そして、お金がものすごくかかるところでもあります。
賃貸で毎月一定額を出しながらも自由気ままさをとるのも一つ、持ち家で自分の城を持つのも一つ…
その真ん中に位置する、投資兼住む派という形も、一つの選択肢としてありなのではないかなと思います。