2020年3月にMac miniのマイナーアップデートがありました。主な変更点はこの2つです。
- ストレージが増量
- 値段が下がった
ここではMac miniの2012年・2014年・2018年・2020年モデルをそれぞれ比較してみます。
2018年と2020年スペック比較
2018年モデルと2020年モデルの上位モデルと下位モデルを比べてみます。
型番 | 下位モデル | 下位モデル | 上位モデル | 上位モデル |
---|---|---|---|---|
発売日 | 2018年11月 | 2020年3月 | 2018年11月 | 2020年3月 |
CPU | 第8世代Corei3 | 第8世代Corei5 | ||
クロック周波数 | 3.6GHz | 3.0GHz (最大4.1GHz) |
||
コア数 | 4コア | 6コア | ||
メモリ | 8GB | |||
グラフィックス | UHD Graphics 630 | |||
ストレージ SSD |
128GB | 256GB | 256GB | 512GB |
シングルスコア | 4,673 | 5,130 | ||
マルチスコア | 13,788 | 20,078 | ||
重さ | 1.3kg | |||
サイズ | 3.6×19.7×19.7 cm | |||
Thunderboltポート(最大10 Gbps)x 2 | – | |||
Thunderbolt3×4 | 4 | |||
FireWire 800ポート(最大800 Mbps)x 1 | – | |||
USB3.0 | 2 | |||
HDMI | ○ | |||
SDカード | – | |||
ギガビットEthernetポート x 1 | ○ | |||
値段 | ¥89,800 | ¥82,800 | ¥122,800 | ¥112,800 |
下位モデルはストレージが128GB→256GBに変わり、値段が¥89,800→¥82,800となりました。
上位モデルはストレージが256GB→512GBに変わり、値段が¥122,800→¥112,800となりました。
以前は下位モデルは128GBだったので入門機としても使いにくかったですが、今回のアップデートで256GBになり問題なく使えるようになっています。
上位モデルは6コアでストレージが512GBということで、もちろんそのまま購入してもいいですが、このスペックを求める人ならApple Storeのカスタマイズでメモリを16GB以上に増量した方が満足度が上がりそうです。
Apple Storeでのカスタマイズについてもストレージのカスタマイズは半額ぐらいになっています。
2012年・2014年・2018年比較
スペックを比較します。各年の最上位モデル(いわゆる松モデル)の比較です。
型番 | MD389J/A | MGEQ2J/A | MRTT2J-A |
---|---|---|---|
発売日 | 2012年 | 2014年10月 | 2018年11月 |
CPU | 第3世代Corei7 | 第4世代 Corei5 | 第8世代Corei5 |
クロック周波数 | 2.3GHz | 2.8GHz | 3.0GHz |
コア数 | 4コア | 2コア | 6コア |
メモリ | 4GB(最大16GB) | 8GB | 8GB (最大64GB) |
グラフィックス | HD Graphics 4000 | l Iris Graphics | UHD Graphics 630 |
ストレージ | HDD 2TB | FusionDrive 1TB | SSD256GB |
シングルスコア | 3,243 | 2,978 | 5,130 |
マルチスコア | 10,640 | 6,148 | 20,078 |
重さ | 1.22kg | 1.3kg | |
サイズ | 3.6×19.7×19.7 cm | ||
Thunderboltポート(最大10 Gbps)x 2 | 2 | 2 | – |
Thunderbolt3×4 | – | – | 4 |
FireWire 800ポート(最大800 Mbps)x 1 | ○ | ○ | – |
USB3.0 | 4 | 4 | 2 |
HDMI | ○ | ○ | ○ |
SDカード | ○ | ○ | – |
ギガビットEthernetポート x 1 | ○ | ○ | ○ |
2018年はコア数が6になりました。前回のモデルは2コアでMac miniファンを失望させましたが、今回は期待以上のスペックとなっています。
CPUの性能を数値化するGeekbenchを見ると2014年モデルは、シングルコア・マルチコアスコア共に2012年モデルに比べて下がっています。これは4コアから2コアになった影響と考えられます。
2018年モデルのシングルコア・マルチコアスコアについては予想ですがこのぐらいになると思います。(実際の数値がわかったら修正します)
また拡張端子は、Thunderbolt3が4つ追加しました。USB3.0は4から2に減っています。MacBookシリーズのようにThunderbolt3だけになっていない点はいいところですね。
Mac mini(2018)の詳細はこちらでまとめています。
メモリ換装・ストレージの変更など比較
メモリ換装、ストレージの変更などができるかどうかを比べてみます。
2012年 | 2014年 | 2018年・2020年 | |
---|---|---|---|
メモリ換装 | ○ | × | △ |
ストレージ | 可能 | × | ? |
コア数 | 2〜4コア | 2コア | 4〜6コア |
4Kディスプレイ | △ | ○ | ○ |
内蔵スピーカー | ○ | ○ | ○ |
Wi-Fi 802.11ac対応 | × | ○ | ○ |
メモリ換装
2018年・2020年モデルでは2014年ではできなかったメモリの換装ができるようになりました。
ただ、『Mac mini Late 2018 Memory (RAM) Replacement – iFixit Repair Guide』こちらで手順が紹介されています。ちょっと難しいですね。
ストレージ換装
2018年モデルはストレージを変えることはできません。
2012年は変更することはできます。
コア数
先ほども紹介したとおり、2018年モデルから下位モデルで4コア、上位モデルで6コアとなりました。
前回モデルは2コアとかなり低スペックだったので大きくスペック向上しました。
4Kディスプレイ
2012年は4Kディスプレイはサポートされていません。
2018年モデルは4K、5Kディスプレイに対応しています。
Wi-Fi 802.11ac対応
2012年モデルはWi-Fi 802.11acに非対応でした。
Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)には最新モデルでも非対応です。
購入リンク
カスタマイズしない場合はApple Storeで購入するよりも家電屋で購入した方がポイントなどついて若干安くなります。
2020年モデルの購入リンクをまとめてみます。
2020年モデル | MXNF2J/A | MXNG2J/A |
---|---|---|
スペック | 4コア/256GB | 6コア/512GB |
リンク | Amazon 楽天 Yahoo!ショッピング ノジマオンライン |
Amazon 楽天 Yahoo!ショッピング ノジマオンライン |