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花粉症に効く市販薬(OTC)を薬剤師が比較!おすすめを紹介【点鼻+第二世代抗ヒスタミン薬】

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花粉症のシーズンが到来です。今回は花粉症の治療薬である点鼻薬と抗ヒスタミン薬の市販薬(OTC)について薬剤師が紹介します。

  • 花粉症に一番効果があるのは点鼻薬
  • 普通の花粉症なら病院に行かなくてもいい
  • 眠くなりにくくて1000円未満/月で購入できる抗ヒスタミン薬を紹介

病院で処方せれる薬だからいい薬なわけではない

花粉症の治療では、病院で医師に処方してもらう薬とドラッグストアなどで買える市販薬とで有効性に大きな違いはありません。

処方箋でしか使えない新しい抗ヒスタミン薬は確かにありますが、それが強いわけではありません。

この時期はすごく病院は混みますから。長い時間待ったあげく市販薬でも購入できるようなものが処方されているわけです。保険がきくといっても受診料とお薬の値段などで決して安く済むわけではありません。さらに、インフルエンザや風邪などをもらうリスクだってあります。

(オノン(成分名;プランルカスト)など抗ロイコトリエンという分類のお薬は市販は購入できません。ただ、効果は点鼻や抗ヒスタミン薬より期待できず、値段が高いです。)

<受診のデメリット>

  • 時間がかなりかかる
  • 受診によるインフルエンザなどの感染のリスク
  • 重症でなければもらえる薬は市販薬と変わらない

それを考えたら、他に病院もかかっておらず妊娠もしていない成人の方で、軽度〜中度の花粉症の治療はまずは市販薬からはじめることをおすすめします。

ステロイド点鼻薬

アメリカの最新のガイドラインでは、ステロイド点鼻薬の単独での使用が有効性が高く推奨されています。

(1)12歳以上の患者に対する初期療法では、ステロイド点鼻薬と抗ヒスタミン薬の併用療法ではなくステロイド点鼻薬の単剤治療から開始する

参考 季節性アレルギー性鼻炎の薬物療法に新ガイドライン|医師・医療従事者向け医学情報・医療ニュースならケアネット

市販薬のステロイド点鼻薬は『ナザールαAR0.1%』『AGアレルカットEX』です。入っているお薬の成分は同じものになります。

以前は1年間で1ヶ月しか使用できませんでしたが、今は1年間で3ヶ月まで使用することができます。

特徴としては抗ヒスタミン薬に見られるような眠気もありません。ステロイドではありますが、点鼻なので全身性の副作用も少ないです。

  • 効果が強い
  • 眠気がない
  • 症状に応じて調節が可能(通常2回・最大4回)

用法と用量

  • 年 齢;成人(18歳以上)
  • 1回使用量;左右の鼻腔内にそれぞれ1噴霧ずつ
  • 1日使用回数;2回(朝・夕) 1日最大4回(8噴霧)まで使用してもかまいませんが、使用間隔は3時間以上おく。

1本で3週間以上

1本で約3週間以上は使用することができます。

Image from Gyazo

 参考 本剤1本で何日くらい使用できますか?|眠くならない鼻炎薬ナザールαAR0.1%(佐藤製薬)

使用するタイミングは?

花粉が飛散前の使用を推奨しているサイトなどもありますが、現在、ガイドラインではそのような推奨はされていません。花粉飛散前に使用することで効果が上がるという質の高いエビデンスもありません。

ステロイド点鼻薬は症状が現れたら、またはその兆しがあらわれた時に開始、

抗ヒスタミン薬は花粉が飛散されるタイミング、もしくは症状が現れた時点での服薬です。

抗ヒスタミン点鼻薬

抗ヒスタミン薬とは?

花粉などのアレルゲンに反応して、ヒスタミンなどが出ることによってくしゃみ、鼻水などの症状が起きます。

ヒスタミンによる症状を抑える薬に抗ヒスタミン薬があります。

抗ヒスタミン薬には昔から使われている第二世代抗ヒスタミン薬と、眠気などの副作用が出にくいように改良された第二世代抗抗ヒスタミン薬があります。

以前は第二世代抗ヒスタミン薬は病院で処方してもらわないと服薬できませんでしたが、今では一部の第2世代抗ヒスタミン薬は市販で購入することが可能になりました。

点鼻薬と内服薬があります。

ステロイド点鼻薬と抗ヒスタミン薬との併用

アメリカの最新のガイドラインでは、症状が中等度ならステロイド点鼻薬と抗ヒスタミンの点鼻薬との併用が勧められています。抗ヒスタミン薬の内服ではなく点鼻薬との併用です。

市販薬として『ザジテンAL鼻炎スプレーα』が販売されています。

ただ、今のところ下記のような注意書きもあります。症状が改善しても自己判断での長期連用は認められていません。

5.次の場合は、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

症状の改善がみられても使用期間が2週間を超える場合

また、眠気があるので、乗物又は機械類の運転操作を禁止されています。

用法と用量

  • 1回に1度ずつ、1日4回(朝・昼・夕方及び就寝前)両鼻腔内に噴霧してください。
  • 1日4回使用する必要があります。

第二世代抗ヒスタミン薬

抗ヒスタミン薬の比較表

主要な第二世代の抗ヒスタミン薬について一覧にしてまとめます。

成分名
(処方時先発品名)
購入方法 1日服薬回数 眠気
エバスチン
(エバステル)
エバステルAL 1回 運転禁止
エピナスチン
(アレジオン)
アレジオン20 1回 運転禁止
オロパタジン
(アレロック)
処方箋のみ 2回 運転禁止
ケトチフェン
(ザジテン)
ザジテンAL 2回 運転禁止
セチリジン
(ジルテック)
ストナリニZ 1回 運転禁止
デスロラタジン
(デザレックス)
処方箋のみ 1回 なし
ビラスチン
(ビラノア)
処方箋のみ 1回 なし
フェキソフェナジン
(アレグラ)
アレルビ
アレグラFX
2回 なし
ベポタスチン
(タリオン)
タリオンR
(店頭購入のみ)
2回 運転禁止
ルパタジン
(ルパフィン)
処方箋のみ 1回 運転禁止
レボセチリジン
(ザイザル)
処方箋のみ 1回 運転禁止
ロラタジン
(クラリチン)
クラリチンEX
(店頭購入のみ)
1回 なし

購入方法は市販薬をインターネットでも店頭でも購入できるもの、店頭でしか購入できないもの(要指導医薬品)、市販化されておらず処方が必要なものに分かれます。

処方や店頭でしか購入できないものがいいお薬だというわけではありません。作られたり認可がおりたのが新しいというだけです。

また、最後の欄には『服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください(眠気等があらわれることがあります。)』と記載しているものを『運転禁止』としてまとめました。

眠気を自覚しなくても集中力や判断力、作業能率が低下するインペアード・パフォーマンスが見られることもあります。運転禁止の項目がないフェキソフェナジンやロラタジンから使用をお勧めします。

フェキソフェナジンの『アレルビ』はAmazonで56錠(4週間分)で1000円弱で購入できます。他の抗ヒスタミン薬に比べて非常に安く、我が家でも購入しアレルギー性鼻炎の時に使用しています。(花粉症シーズンに入り少し値上がりしています。)

この薬を受診して処方してもらうとすると、3割負担でも1500円前後ぐらいかかります。それを考えると非常に安く購入できます。

花粉症グッズ

マスク

鼻のところにノーズクッションの入っていおり隙間が少ないマスクです。その分ちょっと値段は高いですが、花粉シーズンだけと考えればいいのではないでしょうか。

こちらは普通の立体マスクです。値段はこちらの方が安いです。

こういったノーズパッドのみのを組み合わせてもいいかもしれませんね。

メガネ

メガネをかけてない人はこの時期の外出時の時だけでもメガネをかけるのも大切です。

ノーズフィルター

鼻の中に塗って花粉をフィルターする商品です。人によっては効果が感じられる方もいるようなので紹介します。鼻水が多い方だと、塗っても鼻水で流れてしまうので意味がなさそうですね。

睡眠改善!鼻孔拡張テープ

鼻の通りをよくして睡眠を改善させる鼻孔拡張テープです。効果は人それぞれなので、睡眠に影響ある方はお試しで使ってみるのも一つですね。

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